2006年07月22日

パートタイマーの社会保険適用基準が変更になったら?

少し前の新聞に、パートタイマーに対する社会保険適用基準の変更について
記事が載ってれていました。現在、パートタイマーは正社員の労働時間の概
ね4分の3以上働いている人を社会保険適用の対象としていますが、これを
2分の1以上に緩和しようと検討しているそうです。
さて、これが実現したら、どのような影響が考えられるでしょうか。

地方の方には恐縮ですが、東京都産業労働局の調査では、「パートタイマー
を雇用している理由」として「賃金コストが安くて済むから」が46.6%
と最も多い回答でした。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2006/05/60g5v200.htm
この社会保険加入基準の変更が実現したら、企業にとっては、ただでさえ重
い社会保険料の負担が増えるわけですから、「パートタイマーを雇うメリッ
ト」が消えてしまうかも知れません。

企業はこの負担増にどう対応すべきでしょうか。
これからもコスト安のパートタイマーを上手に利用していきたいと考えるの
であれば、より多くのパートタイマーを雇って、それぞれに短い時間(2分
の1未満)で働いてもらうという選択肢もあるでしょう。ただ、交通費や採
用コスト、教育訓練のコストなどを考えるとそれなりの工夫が必要になりそ
うです。

当のパートタイマーの側はどのように考えているでしょうか。
個人的には、その良し悪しは別として、パートタイマーも二極分化しそうな
気がしています。
優秀でかつやる気のあるパートタイマーには、労働時間をセーブすることな
く、正社員とほとんど変わらないような条件で働く道が開けるかも知れませ
ん。一方で、そうでない人は「2分の1未満」で、これまで以上に(?)補
助的な仕事を担う方向に進むように思います。

こうなると、単に「社会保険料の負担増」という問題だけに留まりません。
労務管理、そして仕事の管理もより複雑になるでしょう。
人事担当者にとっては、何とも頭が痛いことになりそうです。
でも、「その人の意欲と能力に見合った仕事でモチベーションを上げる」と
いう原則は変わらないはずです。まず、その人が仕事に求めているものを知
り、その上で適材適所を心がけたいものです。
このような環境変化をよりよい労務管理のきっかけにできるよう、何とか前
向きに捉えたいですね。

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メールマガジン「【夢をカナエル】 企業経営に役立つ52の法則 7月
21日号」からの転載です。

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posted by KENTA at 11:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
確か、パートさんは1ヶ月に働ける日数も制限されていますよね・・・
忙しいときに休ませなくてはならなかったり・・・
パートさんはもっと働きたいといってるし。
契約社員になりたいと申し出ている人が増えてますが、契約になると残業する可能性もあり・・・・
人数増やせば人件費がかさむし・・・難しい問題だと思います。
Posted by darikon at 2006年07月22日 17:29
darikon様

コメントありがとうございました。
Posted by LLC夢をカナエル事務局 at 2006年07月22日 17:34
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